留学、旅行、仕事などで初めての国を訪れるとき、まずその国がどんな国なのかを調べたりする方が多いと思います。
日本から飛行機でフィリピンの首都マニラまで4時間、観光地セブまでは5時間と日本から近くて英語が通じる国、フィリピン。
時差も1時間しかなく、英語を学ぶ留学先としても人気の国です。
今回はフィリピンへ行く方のために、これだけはおさえておこうフィリピンの基本情報をまとめてみました。
大切な部分だけを簡潔にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
正式名称
フィリピン共和国、「Republic of the Philippines」。
1542年に、スペイン皇太子フェリペ2世の名から、フィリピナス諸島と名づけられたことに由来しています。
国旗
4つの色からなる国旗。
白は「平等と友愛」を、青は「平和、真実と正義」を、赤は「勇気と愛国心」を象徴し、黄色い太陽は「自由」を意味しています。
首都
メトロポリタン・マニラ(省略して:メトロマニラ・マニラ、マニラ首都圏、マニラ)。
マニラという場合はメトロ・マニラを意味していて、ケソン・マニラ、マカティなど17の行政地域(市や町)の集合体を意味しています。
メトロ・マニラと区別して言いたい時はマニラではなく「マニラ市(Manila City)」といいます。
地理
フィリピンはインドネシアに次ぐ世界第2位の群島国家。
7107以上の島々から構成されており、総陸地面積は、299,404㎢で日本の約8割の広さです。
最も大きな島はルソン島で、約105,000㎢、二番目に大きな島はミンダナオ島で約95,000㎢です。
言語
公用語は「フィリピン語」と「英語」。
英語が公用語として使われているので、シンガポールに次いでアジアで二番目に英語力が高い国。
フィリピン語 (Filipino) は、1987年に成立したフィリピン共和国憲法において、初めて国語を言い表すのに正式に採用された人工言語で、マニラ首都圏を中心として話されている地方語の1つである「タガログ語 (Tagalog) 」を基にして採用された言語です。
フィリピン国内では、8つの主要な方言があります。
・タガログ(Tagalog)
・セブアノ(Cebuano)
・イロカーノ(Ilocano)
・ヒリガイノン(Hiligaynon)
・ビコラーノ(Bicolano)
・ワライ(Waray)
・カパンパーガン(Kapampangan)
・パンガラトク(Pangalatoc)
フィリピンには8大言語を含む180を超える言語が話されており、ほとんど意志の疎通が図れないぐらいの違いがあります。
民族
マレー系95%、中国系1.5%、ほか3.5%の多民族国家です。
言語的に分けると、タガログ族・ビサヤ族・ヒリガイノン族・ワライ族・イロカノ族など100以上の民族グループに分けられます。
気候
高温多湿の熱帯性気候。
南北に細長く、緯度も15度以上に広がり、高い山々もおおいことから、地域によって、かなり気候が異なります。
ほとんどのエリアでは、平均26度~30度と年間を通じて温かくなっていますが、ルソン島北部などの高地は年間を通して15度~22度と常夏フィリピンのイメージで行くと肌寒く感じます。
フィリピンには雨期(6~11月)と乾期(12~5月)と一応わかれていますが、地域によってかなり差がありますので、あくまで目安として考えて下さい。
フィリピンで最もやっかいなのは、台風と雨。フィリピンを襲う85%以上の台風はサマール島以北を通過します。台風到来シーズンは、4月~12月でその中でも台風最盛期は8月~10月。
ちなみに、私がフィリピンで一番大好きなエリアのミンダナオ島にある「ダバオ」は、台風の影響をほとんど受けず、年間を通して安定した気候のエリアです。
宗教
カトリック教83%、その他のキリスト教10%、イスラム教5%、他2%。
約330年近くスペインの植民地であったことから、フィリピンはアジア唯一のカトリック教国です。
ミンダナオ島の一部の地域ではイスラム教が信仰されていて、フィリピンからの独立したいイスラム軍とフィリピン政府との間で紛争がいまだに続いています。
通貨
フィリピンの通貨はフィリピンペソと呼ばれ、PHPもしくは₱と数字の前に書かれます。
1ペソより小さい単位は、センタボです。
ペソの紙幣は20ペソ、50ペソ、100ペソ、200ペソ、500ペソ、1000ペソの6種類。 硬貨は20ペソ、10ペソ、5ペソ、1ペソ、25センタボ、10センタボ、5センタボがあります。
※1ペソ=約2.66円(2023年11月21日現在) 現在のレート⇒https://info.finance.yahoo.co.jp/fx/convert/?a=1&s=PHP&t=JPY
ビザ
フィリピンでは30日間以内の滞在ならビザを取得する必要がなくフィリピンに滞在することが出来ます。
初めに観光ビザを延長することで59日間の滞在が認められ、60日以上フィリピンに滞在する場合はビザ以外にACR-Iカード(外国人登録証)の取得が義務付けられています。
おわりに
いかがでしたか?
フィリピンのこと全く知らないという方、フィリピンってどんな国だろうとこれから調べよとしている方のためにまとめてみました。
フィリピンに関する記事を多数書いていますので、ぜひ参考にしてください。
“1,000人を超える”フィリピン留学希望者へカウンセリング経験のあるKyokzがお答えします!
「エージェント選びで困っている」
「子供をフィリピン留学させたい」
「フィリピンでの親子留学は、どの語学学校がオススメ?」
「今すぐフィリピン留学したいので、具体的な質問をしたい」
フィリピンが好きだからこそ、“留学を通してフィリピンを知ってほしい”という思いから始めたので、無理なご提案は決してしません。
大手留学エージェントで働いていたからこそわかる、フィリピン留学の良い面も悪い面も全て正直にお伝えします。
安心してお気軽にLINEで相談くださいね。