








マニラやセブの情報はたくさんありますよね。
大学時代に同じネグロス島にあるドゥマゲッティという街に留学をしていたので、同じ島にあるバコロドへは何度も訪れたことがあります。
とはいえ、「バコロド」は日本人にとって未知のエリアなので、
「バコロドってどこにあるの?」
「バコロドの情報を集めたい」
「バコロドにはどんな観光スポットがあるの?」
をまとめてみました。
今回は、バコロド(Bacolod)の魅力についてご紹介します。
バコロド(Bacolod)の基本情報


バコロド(Bacolod)は、石の丘が多い場所(現在のグラナダ Granada 地区周辺)に建設されました。イロンゴ語(Ilonggo)で石の岡を意味する「バコロド bakolod」から、その名前となりました。









- バコロドの土地面積:162.67 平方㎞ / ネグロス島の土地の面積:12,706平方㎞
- バコロドの人口:56万人(2015年)⇒61万人予想(2020年)
- バコロドの州都:西ネグロス州(Province of Negros Occidental)
バコロドはどこにあるの?
バコロドは、マニラの南方に位置するフィリピンで4番目に大きなネグロス島にあります。
ネグロス島は、「西ネグロス州(Province of Negros Occidental)」と「東ネグロス州(Province of Negros Oriental)」に分かれて、そのネグロス島西半分を占める州である
西ネグロス州(ネグロス・オキシデンタルとよく呼ばれます)のバコロドがあります。









バコロドまでの行き方
日本からバコロド(バコロド・シライ空港)までの直行便はありません。
マニラ経由で行く方法が一般的で、所要時間は約1時間30分。マニラからバコロドまで1日10便(直行便)以上のフライトがあり、日本からの同日着、同日帰国ができるのでアクセスは悪くありません。
もちろんセブからも1日5便(直行便)があり、所要時間約50分。
バコロドまでは、乗り継ぎが発生するので、負担に感じるかもしれませんが、日本からフィリピンの都市で直行便があるの「セブ」・「マニラ」・「クラーク」だけです。地方都市へは乗り継ぎがあるのが一般的ですね。









バコロドの気候
バコロドは、セブ島に隣接したネグロス島にあるため、セブ島と似ている気候となっています。
年間平均最高気温は31度、平均最低気温24度となっており、年間を通して高い気温です。
平均気温が高い月は4月、平均気温が低い月は1月です。


年間最高気温/最低気温グラフ









年間の降水量を見てみましょう!フィリピンは雨季と乾季に分かれていて、2019年の降水量を参考にすると、「乾季(12月・1月・2月・3月・4月)」と「雨季(5月・6月・7月・8月・9月・10月・11月)」となります。


年間降水量グラフ
バコロドを訪れるなら、圧倒的に乾季がオススメですね。
理由としては、日本からの留学生が増える8月はフィリピンのどのエリアも雨が多くなり、常夏フィリピンを味わうにはオススメではありません。
2月もオススメではあるのですが、日本の大学生が多いため、春休みも狙い目です!
バコロドといえば砂糖(Sugar Bowl of the Philippines)
バコロドと言えば、サトウキビ畑!!
バコロドの中心地から10分ほどでサトウキビ畑を見ることができます。バコロドがあるネグロス島は、フィリピン国内最大級の砂糖の産地として、国内の砂糖の半分を生産しているんです。バコロドは別名「フィリピンの砂糖の壺(Sugar Bowl of the Philippines)」とも呼ばれています。
このエリアに行くで私が買うお土産の一つが、「マスコバド(MASCOBADO)糖」という黒砂糖です。
サトウキビに本来含まれているミネラル、カルシウムをはじめ、栄養素もそのまま含まれていて、お友達にも自信をもってオススメできるお砂糖です。









バコロドの魅力
微笑みの街(City of Smiles)
「微笑みの街(City of Smiles)」と呼ばれ、バコロド人々はとても優しく、穏やかです。
バコロドでは、10月19日の市の創立記念日に合わせて、10月の第3週の週末に毎年開催されてきた「マスカラ・フェスティバル(Masskara Festival)」が行われます。この「微笑みの街(City of Smiles)」を象徴しているパレードです。
このフェスティバルの始まりは、砂糖の市場価格が下落し、バコロドとネグロス島が、飢餓と貧困が襲ったという背景があります。
辛い時も笑顔でいよう、笑顔でバコロドに来た人を迎えよう「微笑みの街」を取り戻すために始まったお祭りです。
色鮮やかな仮面や衣装で、ストリートダンスや楽器の演奏、それに屋台が立ち並び、フィリピン国内だけでなく世界中から多くの観光客が訪れます。笑顔で困難を乗り切ろうとするところがフィリピンらしく私がとても好きなお祭りです。











美味しい食べ物がたくさん
私の中では、バコロドは美味しい街!!!
「Chicken Inasal(チキン・イナサル)」と呼ばれるチキンバーベキューで有名な都市。市内の至るところに屋台などが出ていて、特にSMというショッピングモールの前にはイナサル屋が数十店舗も軒を連ねています。
チキンが大好きな私にはたまらない街です!


こちらは実際に食べたイナサル









そして、フィリピンのお菓子「PIAYA」はネグロス島発祥です。
フィリピンのどこのスーパーでも買えます。小麦粉で出来た薄皮にマスコバト糖・ウベ(紅芋)・マンゴ―などの餡が包まれただけのシンプルなお菓子です。脂っこい食事の後には素朴なお菓子が美味しく感じます。
現地のパン屋さんで購入して、食べてみるとまた違った味に出会えるので、バコロドで是非食べてみてください。


こちらがPiaya
「Barquillos(バーキュリオス)」という小麦粉・卵・砂糖とシンプル素材でできたシガールのようなお菓子もバコロドの名物です。
軽くて持ち運びには負担になりませんが、やはり壊れやすいのでしっかりとしたパッケージのものを購入しましょう。もちろん有名なお菓子ですので、バコロド以外でも売っていますが、是非バコロドで購入してみてください。
バコロド食レポ Youtube
バコロドの美味しい食べ物を紹介している面白い動画です。
英語とタガログ語なので、分からないところもあるかもしれませんが、参考にしてみてください!!
バコロド観光おすすめスポット3選
私がバコロドでオススメする観光地を3つ厳選しました。
マンブカル マウンテン リゾート(Mambukal Mountain Resort)
バコロド市内からノンストップで車で1時間の場所に、マウンテンリゾート地として有名な「マンブカル(Mambukal Mountain Resort)」があります。
温泉、プール、滝・川・池などを眺めながらのトレッキング、コウモリ観察、スパ、フラワーガーデン等の幅広い年齢が楽しめるものがあるので多くの観光客でにぎわっています。


またマンブカルにある食堂での食事もとても美味しいので、それも魅力の一つです。
宿泊施設もあるので、長期祝日などを利用してマウンテンリゾートを堪能してみてください!!
- 営業時間:8時~20時 ※営業時間は変則的です。
- 住所:Barangay Minoyan, Murcia, Negros Occidental 6129
- チケット価格:【入場料】大人50ペソ・子供20ペソ ※各施設で別途料金が発生します
ザ・ルーインズ(The Ruins)
サトウキビ農園の大地主Don Mariano Ledesma Lacson氏が建てた大邸宅跡「Ruins」。
バコロド市内から車で20分ぐらいの場所にあります。


夜のライトアップは幻想的で、デートスポットにもなっています。


- 営業時間:8時~20時 ※営業時間は変則的です。
- 住所:Talisay City, Bacolod negros Occidental
- チケット価格:【入場料】大人100ペソ(シニア料金:70ペソ)・学生60ペソ・子供20ペソ(8歳以下)
カンパステゥーハン ハイランド リゾート(Campuestohan Highland Resort)
バコロド市内から車で40分ぐらいの場所に、ファミリーで楽しめる「カンパステゥーハン ハイランド リゾート(Campuestohan Highland Resort)」があります。
施設内のアクティビティは、プール・ジップライン・乗馬・スカイバイク等など様々です。しかも、滞在をすることもできます!
お子様も連れて朝から楽しむことができるため、オススメですね。


- 営業時間:9時~18時
- 住所:Sitio Campuestohan, Brgy. Cabatangan/ Brgy. Granada and Alangilan, Talisay City
- チケット価格:【入場料】200ペソ(2歳未満は無料、プール利用と子供の遊び場は入場料に含む)※各施設で別途料金が発生します
Campuestohan Highland Resortに関する詳しい情報はこちら
おわりに
いかがでしたか。
「バコロドという街自体を知らない方」「これからバコロドに行く方」に少しでもバコロドの魅力が伝わればと思います。
バコロドに行く前の基礎情報として、是非参考にしてみてください。