学生の頃、フィリピンのドゥマゲッティにある「シリマン大学」で1年間留学をしました。
留学中は、寮や学校など常にフィリピン人と一緒に生活。その他では友達の実家へ行ったり、大学のスイミングチームに入ったり、どっぷりフィリピン生活を経験しました。
フィリピンで生活を送る上で感じた違いはたくさんありますが、中でも「ジェスチャー」はかなり戸惑いましたね。
日本で「ありがとう」のときにお辞儀するのも、日本ならではのジェスチャー。
フィリピンにもそのような特有のジェスチャーがあり、当時、知らなくて驚いたことがありました。
そこで今回は、フィリピン留学でよく使っていたフィリピン特有のジェスチャーをご紹介します。
知らないとよくわからないため、留学や旅行される方はぜひ参考にしてみてくださいね。
“1,000人を超える”フィリピン留学希望者へカウンセリング経験のあるKyokzがお答えします!
「エージェント選びで困っている」
「子供をフィリピン留学させたい」
「フィリピンでの親子留学は、どの語学学校がオススメ?」
「今すぐフィリピン留学したいので、具体的な質問をしたい」
フィリピンが好きだからこそ、“留学を通してフィリピンを知ってほしい”という思いから始めたので、無理なご提案は決してしません。
大手留学エージェントで働いていたからこそわかる、フィリピン留学の良い面も悪い面も全て正直にお伝えします。
安心してお気軽にLINEで相談くださいね。
OKサインを作る
写真のようなジェスチャーは、フィリピンでは「お金」を表しています。
日本ではOKと示すときに使うかと思いますが、フィリピンだとお金になってしまいます。
ただ、正直なところ、旅行レベルでこのジェスチャーを見ることはないですね。
というのも、普通はフィリピン人とお金の話あまりしないかと思います。もちろん、お金の話をするくらい仲良いフィリピン人ができれば、見るかもしれません!
日本とは違った意味のジェスチャーということを理解しておいてくださいね。
ちなみに、フィリピンでの「OKサイン」は以下の写真です。
こぶしを握って、親指を立てる「thumus-up」ですね。
両手の親指と人差し指を使って、顔の前あたりで長方形を作る
フィリピンでは「お会計お願いします」を意味しています。
横長の長方形を作るように指を動かしてみてください。このジェスチャーはレストランなどでよく使われています。
もちろん、近くに店員さんがいれば、「Bill please!」、「Check please!」で問題ありません。
近くにいるのに無理やり、ジェスチャーをしたら不気味ですからね(笑)
しかし、少し離れたところに店員さんがいた時は、このジェスチャーを使ってみてくださいね。
相手の目を見て、眉を上に動かす
実はこの動きは、
「Hi・Hello」
「OK」
「Please」
などなど、たくさんの意味があります。
眉を上に動かしているだけですが、しっかりと会話をしているんです。
ジェスチャーを使う状況によって意味が少し異なってきますので、例をあげて紹介しますね。
「OK」:トライシクルのドライバーさんに運賃交渉をして、この価格でいい?と聞いたときに、眉を上に動かされたら「OK」を意味します。「いいよ」とか肯定的な意味で使われます。
「Please」:まったく知らない人でも、道や入口の譲り合いなどで「どうぞ」という意味で使います。
口を人やモノの方へとがらせる
このジェスチャーはフィリピンでは「人がどこにいるか、モノがどこにあるか」を口をとがらせた方向で教えてくれています。
ようは、探している物や人を口先で教えてくれます。
日本人からしたら、この口をとがらせることは「分からない」と捉えてしまうかもしれませんが、フィリピン人は口先で教えてくれています。
また、「キスをしてほしい」という仕草だと勘違いしないようにしましょう。(笑)
注意をひきたい人へ向けて、「プスッ」と音を出す
これは遠くにいる人の気づいてほしい時に使います。
音の出し方は、歯をかんだ状態で、くちびるを閉じて、強く息をはいてみてください。「プスッ」という音が出ると思います。
気づいてもらいたい友達やジープニーやトライシクルのドライバーさんが「乗る?」と声をかけるときに使います。
うるさいところでも通る音なのでよく使われますね。ちなみに、留学時代に友達の間でも「プスッ」と使っていました。
しかし、フィリピンでも年上を敬う文化があるので、年上の人には失礼に当たるので使わないようにしましょう!
年長者の手を取り、自分の額に手をタッチさせる
「Mano po(マノポ)」といういわれる、年長者への敬意を表した挨拶です。
フィリピンの伝統的な挨拶で、親戚同士で集まった時に行うことが多いです。
私も、フィリピン人の友達の家に遊びに行って、そこにおじいちゃんやおばあちゃんがいた時に、まずは「Mano po」をします。
日本人の私がやったことで、驚きと親しみを感じてくれてとても仲良くなりました。
「マノポ」をする相手は、ちょっと年上の人というより、おじいさん・おばあさん・おじさん・おばさんなど見た目も明らかに年上の人にします。
おわりに
いかがでしたか。
フィリピンのジェスチャーについてまとめました!
国が違えば、文化も全く異なりますね。「プスッ」を友達に教えたら、「怒ってる意味?」と言っていました(笑)
現地特有のジェスチャーを知らずに、誤って使うと思わぬトラブルに巻き込まれる可能性もあります。
「郷に入っては郷に従え」ではないですが、文化に溶け込むことで、よりその国も見えてくると思います。
ぜひ、フィリピンへ行かれる際は意識してみてくださいね!