「イロイロは、どんな都市?」
「イロイロの情報を集めたい」
「イロイロの観光スポットを知りたい」
日本人であれば一度聞くと忘れない、面白いフィリピンの都市名である「イロイロ」。
とはいえ、日本人には馴染みがない街で、ほとんどの方は行ったことがないですよね。
大学時代の留学経験や仕事の関係でイロイロへ行き、すごい魅力ある穴場でした。
ということで、今回は、フィリピンの都市「イロイロ」についてご紹介したいと思います。
ぜひこの記事を参考に、イロイロへ行ってみてくださいね。
イロイロの基本情報
イロイロはフィリピンの都市の中でも、日本人にとってあまり知られていない地方都市です。
イロイロと聞いて「色々」を思い浮かべますが、日本語の「色々」という意味はありません(笑)
イロイロ州とイロイロ市があり、留学では「イロイロ」というと、基本的にイロイロ市を指します。
ただ、文脈によってはイロイロ州を指す場合もあるので、どちらを指すか読み取りましょう!
またイロイロは、2015年APEC開催都市をきっかけに近代化が急速に進んだ都市です。
2014年に私自身がイロイロへ行ったときは、APECに向けて、すごく工事中が多かったですね。
その一方、街中にはスペイン統治時代の建築物があるため、新旧の時代を感じることができる魅力的な都市です。
イロイロはどこにあるの?
イロイロは、フィリピン列島の中央に位置していて、ビサヤ諸島の最西端に位置するパナイ島の南岸にあります。
位置的にイロイロまでは、セブ・マニラから飛行機で1時間程度で行ける距離ですね。
日本からイロイロまでの行き方
日本からイロイロ(イロイロ空港)までの直行便はありません。
日本からの行き方は、マニラもしくはセブへ行き、そこから空路が一般的です。もちろん、陸路や海路を使って、イロイロへ行くこともできます。
空路編
日本からイロイロまで一番早くかつ簡単に行く方法が空路です。
飛行機での行き方は、まず日本からマニラかセブへ行き、乗り継ぎでイロイロへ行くことができます。
マニラ・セブからイロイロまでにかかる時間は下記になりますね。
セブ→イロイロ:約55分
陸路・海路編
近くの島まで空路で行き、海路を使ってイロイロにいくことができます。
バコロドやセブを経由して、フェリーでイロイロにいく方法があります。
セブからイロイロですとかなり時間がかかってしまうので、今回はバコロドからのフェリーを使ってイロイロへ行く方法をご紹介しますね。
慣れていないとオススメできませんということをよく言いますが、ルートはとても簡単です。
・バコロドのSMモール近くにある「フェリーターミナル」へ行く。
・フェリーターミナルで、イロイロ行きのチケットを購入する
・購入する際は、Super CatとWeesamexpressというフェリー会社があるので、運航スケジュールや価格を見て決める。
・時間になったら、フェリーに乗り込む
週末や連休前などは非常に込み合うため、事前に購入しておくのがオススメです。
移動手段:フェリー
所要時間:約2時間
費用:220~380ペソ
イロイロの気候
イロイロは、リゾート地として有名なセブ島と同じような緯度にあるため、気候が似ています。
年間平均最高気温は31度、平均最低気温24度となっており、年間を通して高い気温です。
平均気温が高い月は4月、平均気温が低い月は1月です。
年間の降水量を見てみましょう!フィリピンは雨季と乾季に分かれていて、2019年の降水量を参考にすると、「乾季(1月・2月・3月・4月)」と「雨季(6月・7月・8月・9月・10月・11月・12月)」となります。
8月は非常に雨が多く、あまりオススメできません。乾季の1月から4月が雨量が少ないので、フィリピンの南国を味わうのにはオススメの月です。
イロイロの3つ魅力
実際にイロイロへ行った私が思う、イロイロの3つの魅力に迫っていきます。
魅力1. 学園都市で治安が安定している
イロイロは、フィリピン有数の学園都市です。
イロイロ市は47万人にいる中で、40校以上の大学があります。
イロイロ市内を歩いていると、いたる所で学生の姿を目にしますね!
また、イロイロはセブ島のような観光がメインの都市ではありません。なので、カジノや風俗を提供する歓楽街が少ないため、女性・親子・学生にとっても安心して過ごせる街です。
マニラやセブといった大都市は、治安が非常に悪い区域はありますが、イロイロは特にありません。
ジープニーの利用や女性の一人歩きも問題なくできるのがイロイロです。
とはいえ、海外なので夜道は気をつけましょう!
魅力2. 愛の町
イロイロ市の愛称は、「愛の町(City of Love)」です!
イロイロでは、「人からの親切は甘んじて受けた方がいい」と言われています。
イロイロ市民は、イロイロへの郷土愛や市民としての誇りに満ち溢れた人々なんですよね。
スペイン統治時代の歴史的建造物と近代的が進む街並みをイロイロの人々の穏やかさの中、ゆったり散策できるのも魅力の一つです。
魅力3. 近代化されている街並み
地方都市にしては珍しく立派なホテルがあります。
というのも2015年APEC開催都市として世界各国の要人を招き入れるために街を整備したという背景があります。
2015年以降イロイロは急速に近代化が進み、生活面の利便性が飛躍的に向上しました。
イロイロとその周辺のオススメ観光スポット
私にとってイロイロは、街を散策していると歴史的建造物があり、日常の中に観光スポットがあるのが場所という印象です。
一方で、イロイロ経由で周辺の島々へ立ち寄る玄関口向かうことができるようなエリアです。
そんなイロイロのオススメ観光スポットを紹介します。
ミアガオ教会(Miagao Church)
「ミアガオ教会(Miagao church)」は、世界遺産に登録されています。
正式には、St.Thomas of Villanova parish churchと言われており、1786年から1979年にかけて建設されました。
バロックとロマネスク様式の建築物で、1993年にユネスコ世界文化遺産登録に登録されました。
ミアガオ教会までは、中心地からジープニーで1時間半ぐらいの場所にあるのでジプニーやバスなど安価に訪れることができます。
なので、イロイロへ行ったら一度は訪問する価値がありますね!
ギマラス島
ギマラス島はパナイ島とネグロス島に挟まれており、イロイロからフェリーで20分から30分に位置する小さな島です。
離島ならではのゆったりとした時間が流れるこの島で、別名「Mango Country」とも呼ばれています。
世界的にもマンゴーの産地として有名な島です。
毎年5月に1か月ほど行われるマンゴー・フェスティバルでは、マンゴーの豊作に関する感謝とギマラス島の豊かな文化を祝うお祭りとなっています。
ギマラス島のマンゴーの収穫シーズンは2月〜5月です。雨も少ないこの時期にイロイロへ行き、そのままギマラス島へ行くのもいいですね。
イロイロ博物館
イロイロ博物館は、「過去への窓」という異名を持つ博物館です。
有史以前の化石から、スペイン統治時代の工芸品、第2次世界大戦中の日本軍の遺留品まで、ビサヤ地方の広範囲のコレクションが展示されています。
展示品の数も多く質も高いと言われていて、イロイロの歴史を知れる博物館です。
おわりに
いかがでしたか。
馴染みのないイロイロという都市ですが、綺麗な島を訪れるために立ち寄ったついででなくても、観光オススメのエリアです。
また、以前の記事で紹介したフィリピン風ラーメン「バッチョイ」の発祥の地でもあります。
是非訪れてみてくださいね。