最近、人気になりつつあるジュニア単身でのフィリピン留学。
2019年から2020年の冬休みを利用して、10歳の娘もひとりでフィリピン留学に行かせました。
そこで事前に申請必須なのが、子供が親の付き添いなしで、フィリピンに入国する際に必ず必要な手続き「WEG(Waiver of Exclusion Ground)の申請」です。
「WEGってそもそも何?」
「WEGの申請が必要な時ってどんなとき?」
「WEGではどんな書類が必要になるの?」
本記事では子供がフィリピンへ単独で留学する方に必須の「WEG申請方法」をご紹介します。
お子様をフィリピンへひとりで留学させる予定のある方は、ぜひ参考にしてみてください。
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「エージェント選びで困っている」
「子供をフィリピン留学させたい」
「フィリピンでの親子留学は、どの語学学校がオススメ?」
「今すぐフィリピン留学したいので、具体的な質問をしたい」
フィリピンが好きだからこそ、“留学を通してフィリピンを知ってほしい”という思いから始めたので、無理なご提案は決してしません。
大手留学エージェントで働いていたからこそわかる、フィリピン留学の良い面も悪い面も全て正直にお伝えします。
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WEG(Waiver of Exclusion Ground)申請ってなに?
そもそも、WEG申請とは「15歳未満(14歳以下)のお子様が、単独または親の付き添いなしフィリピンに渡航する場合に必要な申請」です。
フィリピンでは入国管理法 (1940年施行) により、15歳未満の外国人未成年者が、単独または親の付き添いなしにフィリピンへの入国を許可されていません!
そこで、15歳未満であってもフィリピンへ単独で入国を可能にするのが「WEG(Waiver of Exclusion Ground)」です。
ちなみに、フィリピン国籍を持つ方であれば、15歳未満であってもWEG申請の必要はありません。
WEG申請に必要な書類まとめ
ジュニア単独で留学するのに必須「WEG」の申請には、以下の10つの書類が必要となります。
基本的にはフィリピン大使館のWEG申請公式ページに記載があります。しかし一部情報が不足していたり、または変更点が更新されていなかったりなので、下記の表でまとめました。
No. | 書類 | 部数 | 詳細 |
1 | 扶養・保証の同意宣誓供述書(AFFIDAVIT OF SUPPORT and GUARANTEE WITH TRAVEL CONSENT FOR W.E.G )
※指定フォームあり |
原本1部+コピー1部 | 【指定用紙】扶養・保証の同意宣誓供述書 公式書類 |
2 | WEG申請書(APPLICATION FOR WAIVER OF EXCLUSION GROUND (W.E.G.) FOR-UNACCOMPANIED MINORS)※指定フォームあり |
原本1部+コピー1部 | 【指定用紙】WEG申請 公式書類 |
3 | 子供の証明写真(パスポートサイズ:4.5cm X 3.5cm) | 2枚 | |
4 | 子供の有効なパスポートのコピー(写真のページ) | コピー2枚 | パスポートの原本提示も求められますので、申請時に持参しましょう |
5 | 同行者の有効なパスポートのコピー(写真のページ) | コピー2枚 | 保護者以外の同伴者と一緒に入国する場合に必要となります ※単独で渡航する際は不要です |
6 | 供述書にサインをした親のパスポート(写真のページ) | コピー2枚 | 有効期限内のものをコピーしてください。パスポートの原本提示も求められますので、申請時に持参しましょう |
7 | 子供の戸籍謄本 | 原本1部+コピー1枚 | 戸籍謄本は、「本籍のある役所」で取得できます。余裕をもって準備しましょう。役所より3ヶ月以内に発行されたもの。 |
8 | 子供の戸籍謄本 英訳 ※指定フォームあり |
原本1部+コピー1枚 | 7の日本役所で発行されたものの英訳版を作成してください。 【指定用紙】子供の戸籍謄本(英訳)公式書類 |
9 | レターパックプラス(赤で520円の封筒) | 1部 | 申請書類の受け取りは、郵送で受け取り可能です。その際はレターパック(赤)が必要です。大使館での購入はできませんので、事前に購入しておきましょう。郵便局・コンビニエンスストアで購入できます。 |
10 | 入学許可証(英語表記) | コピー2枚 | ここの「School」→「LIST OF ACCREDITED ENTITIES」に記載されている学校名・住所の学校でないとWEG書類は受理されません。学校から入学許可証を受け取った際は氏名や授業開始日などがあっているかを確認してください。 |
WEG申請の流れ~フィリピン到着まで
実際に私が申請した流れとフィリピンに到着するまでをご紹介しますね。あわせて、WEG申請にかかる費用や必要な期間もお伝えします。
1) WEG申請に必要な書類を集める
必要な書類については、先ほどご紹介した「WEG申請に必要な書類ってなに?」を参考にしてください。
「(6)戸籍謄本」と「(9)入学許可証(英語表記)」は取り寄せる書類なので時間がかかります。
特に入学許可証は、学校によって留学費用を支払わないと発行してもらえない学校があります。WEG申請の為に早めに必要である旨をエージェントもしくは直接申し込んだ場合が学校に伝えましょう。
ちなみに、入学許可証を貰った場合ですが、「フィリピンの入国管理局が認めている学校一覧」に学校名と住所が記載されているかをしっかりチェックしましょう。
2) フィリピン大使館にてWEG申請をする
(1)大使館入り口で、WEGの申請に来たことを伝え、番号札を貰いましょう。
順番が来たら、英語で番号札の「アルファベットと数字」が呼ばれます。私の場合は、「エヌ・フォー・ワン・シィクス」とマイクで呼ばれました。
(2)WEGの資料を提出しましょう。
提出資料に不足がないかをチェックしてくれます。不足がなければそのまま書類は受理されます。
また、大使館の受付の方が基本英語かタガログ語ですが、英語が話せない場合は日本人スタッフが来てくれますよ。ですので、英語が話せなくてもご安心ください。
(3)WEG書類発行手数料を支払いましょう。
書類の提出を支払ったら、WEG書類発行手数料の支払いですね。
- 大使館に払う申請費用:7,000円
- 申請時間:月曜日~木曜日(9:00~お昼12:00)
3) WEG書類を受け取る
WEG書類の受け取る方法は2パターンあります。
「大使館で直接受け取り」または「郵送にて受け取り(レターパックプラス(520円)のみ)」ができます。
個人的には、郵送での書類受け取りがオススメですね。もしフィリピン大使館で受け取りをされる場合は、受け取り時間の制限がありますので、ご注意ください。
- 大使館での書類受取時間:月曜日~木曜日(13:30~15:00)
POINT【受け取りにかかる日数】 ※不備がある場合に備えて余裕をもって申請しましょう!
- 通常受取:申請日+3日(土日を除く、日本の祝日は大使館が営業しています)の翌日に受け取り可能です。
- お急ぎ便受取:1,400円追加で払えば、申請日+1日(土日を除く、日本の祝日は大使館が営業しています)の翌日に受け取り可能です。
私は郵送にて受け取り申請をし、11月18日(月)に申請をして、11月23日(土)に郵送にて届きました。
4) WEG書類を持って、日本を出発
フィリピン大使館から届いた「WEGの書類」と「WEG申請費用」を必ず持って出発しましょう。
WEG申請費用は、フィリピンでの入国審査にて支払う料金となります。
- WEG申請費費用:3,120ペソ(できるだけおつりがないようにした方がベター。ぴったり揃いえるのが難しければ、近いお金を準備しておきましょう!!フィリピン入国前に支払うので、日本で準備しておきましょう)
5) マニラ空港で入国手続きをしよう
- マニラ空港到着
- 入国審査へ進む
- 審査官に「パスポート」・「フィリピンに入国する際の書類(入国カード・税関申告書)」・「WEG書類」を渡しましょう。(日本でWEG書類が受理されたとはいえ、最終判断は入国審査官が行います。)
- WEG申請費用支払い(入国審査官が別室に連れて行き、そこで3,120ペソを支払います。少し待たされますが、領収証も発行されます。)
- パスポートに入国のスタンプが押され、そこにWEGの番号が書かれます。
- 無事に入国です!!預け荷物を受取り、出口に向かいましょう。
Q&A
Q1:WEG申請書類に書いたガーディアンが変更となった場合、書類を再度申請する必要がありますか?
⇒A1:いいえ、特にこのガーディアンの名前が変更になったからといって、書類を再申請する必要はありません。フィリピン大使館に確認したところ、「大使館は、あくまでも書類を受付け、交付するだけです。最終的な入国判断は、フィリピンの入国管理官に「WEG書類」と「申請料」を払い、判断する」とのことです。マニラの入国管理局は特に問題ないとのことで書類は変更しませんでした。
Q2:「付添人と渡航する場合」で入国する場合の付添人が変更になった際は、書類を再度申請する必要はありますか?
⇒A2:はい、この場合は再度書類を申請する必要があります。WEG申請には、「単独で渡航する場合」と「付添人と渡航する場合」の2パターンがあります。もし渡航する際の付添人が変更となる場合は、再度大使館にWEGの書類を提出する必要があります。ご注意ください。
Q3:親子で名字が異なる場合は、WEG申請の必要はありますか?
⇒A3:大使館では、WEG申請を必ずしてくださいとは言っておりません。しかし、航空会社(チェックインをする際)やフィリピン入国の際に親子関係を証明する公的な書類と英文訳がないと、日本出国やフィリピン入国ができない場合があります。ですので、何か親子関係を証明する資料は用意しましょう。
まとめ
以上、WEG申請からフィリピン入国までの流れをまとめました。
お子様が一人で飛行機にしっかり搭乗できることも大きなポイントですね。携帯電話を持たせて、LINEで話しながら搭乗ゲートなどを一緒に探しました。
私自身、WEG申請より搭乗する方が少しハードルが高かった気がしました。
また航空会社によって、年齢によってはアナカンサービス(Unaccompanied Minor Service:幼いお子様が保護者の同伴なく海外に渡航する時、フライトアテンダントがお子様が無事に渡航できるようサポートしてくれるサービス)を提供しているもしくはアナカンサービスを利用しないと搭乗できない場合もあります。
しっかりと調べて、子供が安心して留学できるように準備してみてください。
是非、参考にしてくださいね。
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