2019年夏と2020年冬に娘が単身でフィリピン留学を経験しました。
2020年の教育改革で大きく英語教育が変わることなどもあり、早期英語教育に対しての関心が高まってきています。
- 3年生から英語に親しむことを目的とした英語活動が開始
- 5年生から授業科目となり、本格的に授業が開始
- 最終的な小学校での学習目標が「コミュニケーションとして使えるレベル」
私は、もちろん英語をできるだけ早い時期に触れさせたいという想いもありました。
しかし、私はカウンセラーとしてフィリピン留学をご案内してきて、英語以外に娘の成長にとって良い刺激となると思い、フィリピン留学に行かせました。
「どんな子供が行ったのか?」
「もともと英語力があったのか?」
「娘の留学への気持ちは?」
「学校選びで注意した点は?」
留学を考えている親御様・お子様の参考にしていただければとうれしいです。
子供の基本情報
どんな子が留学したの
- 年齢:(渡航時)10歳(小学校4年生)
- 性別:女児
- 性格:
積極的に人に話しかけるタイプではない
芯がしっかりとしている
天才肌ではなく、努力型
何でもできるという根拠のないが自信はある
曲がったことが大嫌いで、アンパンマンのような正義感が強い
大人と話すのが苦手
友達作りは苦手ではないが、得意でもない
子供の日本での学力は
学校の勉強は、今のところ問題なくでき、成績は「よくできる(5割)」「できる(5割)」です。
先生の話を聞いて、理解はできるタイプです。
勉強は好きではないので、宿題などの最低限しかやりません。
本なども積極的に読んだりもしません。
日本で習い事はしているの
日本での習い事は「空手(週2回)、算盤(週3回)、習字(週1回)」です。
空手では全国で5位になるぐらい頑張ってはいたので、やるときはやるという強さはあります。
そして肝心の英語学習に関してですが、3歳ぐらいのころから小学校1年生まで、イギリス人の先生がいる英語スクールに通っていました。
文法は全くできませんが、英語に対しては興味はある状態ではあります。現在は辞めてしまい、特に英語学習は家で何もしていません。
親がフィリピン留学をさせたいと思った4つの理由
理由は沢山ありますが、その中でも4つを厳選してみました。
日本が恵まれた環境であることを知ってもらう
フィリピンは日本と比べるとインフラが整っていません。トイレでペーパーが流せないことは一般的です。水道水も飲めません。日本では、当たり前のことが当たり前でないということを知ってほしいと思い、フィリピン留学に行ってもらうことを決めました。
世界は広いということを知ってほしかった
娘が見ている世界はまだまだ小さく、学校や習い事という狭い世界の中で生きています。できるだけ早い時期に日本とは違った世界があるということを知って欲しかったのです。日本が娘の基準となっていると思いますが、体感で違った世界があることを感じて欲しかったからです。
日本以外の国の人と出会う機会を与える
今回、日本人が少なく、ほかの国籍の子供がいる学校を選びました。ほかの国の子供たちと話すためには英語が必要であったり、時にはほかの国の言葉を覚えることもあるかと思います。また言葉だけでなく文化の違いも実体験として感じて欲しかったからです。
本人がフィリピンに行ってみたいと興味を示した
やはり本人の気持ちが大切です。現地で何か大変なことはあっても自分で決めてことであれば、最後まで頑張れます。親御様がお子様の将来のためにフィリピン留学に行かせる気持ちもすごくよく分かります。しかし、カウンセラー経験からお子様の気持ちがまだ留学に向かっていない状態で行かせると逆効果となると学びました。お子様の気持ちがまだ留学、異文化などへ向かっていない場合は、親子留学でお父様やお母様と一緒に楽しく・安心して留学することをお勧めします。)
子供のフィリピン留学に対する気持ち
私が仕事上でフィリピンに行く機会があり、フィリピンってどんな国かをちょこちょこ伝えていました。
お土産なども子供が好きそうなものを買ってきて、「こんなものが買えるんだ!!(まっ黄色のくまのぬいぐるみとか)」とフィリピンという国へ行きたいと思うように話していました。
私がオンライン英会話でフィリピン人の先生の授業を受けているのに興味を持った時は、先生に話しかけてみたりして、フィリピンへの距離を自然と近くしていました。
そんな状況だったので、娘にフィリピン留学する?と聞いたとき
「フィリピン行きたい!!!」
と即答で帰ってきました。
ですので、留学前はフィリピンの準備はウキウキでやっていました。
フィリピン留学の語学学校選びで注意した点
以下の点に注意しました。
- 子供の性格を考えて、適した学校を選ぶ(同年代の子が多い学校、施設内に体を動かせるプールや遊ぶ場所がある、等々)
- 子供と一緒に学校を選ぶ(子供に3つぐらい候補をあげて、決めてもらうようにする)
- 単身ジュニア留学に慣れている学校(スタッフが慣れている、受け入れ実績がある、サポートが充実している、アクティビティがある)
「子供に決めさせる」「子供目線で考える」「子供が留学するのであって親が留学するのではない」ということを忘れず、常に娘に聞きながら進めました。
留学前にこれだけは身に着けさせようと頑張ったこと
大したことではないのですが、フィリピン留学前にこれだけは自分でできない子供が困ってしまうことを意識的にさせました。
私は、準備からもう既に留学が始まっていると思っています。何でも親がやってしまうと早いのですが、やらせることが留学には特に大切だと思っています。
私が注意した点はこちらです。
- 身の回りのことは自分で全部できる(起床、洗顔、歯磨き、食事、シャワー、就寝)
- 分からないことをしっかり聞ける
- フィリピン留学の準備は全部子供にさせる(スーツケースに入れるパッキングや必要な物も一緒に買い出し。留学の準備から留学が始まっているという認識です)
- 日本とは違って、携帯電話やお財布などのも注意して管理もしっかりするように理解させる
おわりに
いかがでしたか。
「小学校の子供を単身でフィリピン留学をさせたいと思った理由」・「事前に身に着けておきたいこと」などあくまでも個人的な視点ですが、同じ年ごろのお子様が留学する際に参考にしていただければと思います。
一人でも多くのお子様がフィリピンで充実した楽しい体験ができればうれしいです。