フィリピンの首都マニラは、他の地域へ行く際のハブとなっていて、1日だけマニラ滞在となる方も多いと思います。
また、マニラは、「安全」「安心」という点では良い噂があまりないため、マニラ観光を積極的に満喫しようという人は少ないかもしれません。
しかし1日あれば、余裕をもってマニラ観光を楽しめます!
そこで今回は、私が実際に訪れてよかったマニラ観光スポットを紹介します。それでは、是非参考にしてみてください。
マニラ観光地1. イントラムロス(INTRAMUROS)
イントラムロスはフィリピンの首都マニラの最古の地区です。
1606年に完成され、フィリピンがスペインの植民地であったとき、スペイン人の政治、軍事、宗教の中心地として機能していました。
「イントラムロス」とは直訳するとスペイン語で「壁にか囲まれた街」を意味していて、実際に訪れるとわかりますが、都市が厚く高い壁と堀とで囲まれた構造となっています。
フィリピンがスペインの植民地時代だったころは、イントラムロスはマニラそのものだと考えられていたそうです。
イントラムロスの中にある観光スポットを紹介します。
マニラ観光地2. サン・オーガスティン教会(SAN AGUSTIN)
イントラムロスに行ったら絶対に訪れるべき場所、世界遺産の「サン・オーガスティン教会」です。
この教会は、石造りの教会としてはフィリピン最古の教会で、1993年に世界遺産に登録されました。
現在のサン・オーガスティン教会は、実は3度目に建設されたものです。以前の教会は消失してしまい、修道士たちが、同じようなことにならないように3度目は石を使って教会を建てることになりました。
マニラ観光地3. マニラ大聖堂(MANILA CATHEDRAL)
サン・オーガスティン教会の後にマニラ大聖堂を訪れました。
マニラ・カトリック大司教が本拠を置き、マニラで最も重要な教会とされる。
サン・オーガスティン教会と比較しても、教会が建てられている場所も含め、とても大きくて荘厳な教会というのが「マニラ大聖堂」の第一印象です。
マニラ大聖堂は、アジア最大級のパイプオルガンがあることで有名ですが、私は見ることができませんでした。
教会内の窓は、ステンドグラスで目を引く豪華さで、訪れる価値はあります。
観光地4. サンチャゴ要塞(FORT SANTIAGO)
1571年から150年の歳月をかけて造られた石造りの要塞です。
イントラロムスの北西の一角に位置し、かつてスペインやアメリカがフィリピンを統治していた頃に、軍事的に最も重要な役割を果たしていました。
第2次世界大戦中、日本が占領している間は、日本軍が司令塔として使用し、日本兵に捕まった多くのフィリピン人は地下にある牢屋で、命を落とした所でもあります。
サンチャゴ要塞には、フィリピンの国民的英雄ホセ・リサールが処刑される前まで暮らしていました。
ホセ・リサールが使っていた机や服、当時描かれた絵画などが展示されていている「リサール記念館(Rizal Shrine)」もあり、フィリピンの歴史を知るには必須の場所です。
観光地5. リサール公園(RIZAL PARK)
リサール公園は、ロハス大通りをはさむ海側の部分は三日月(ルネタ)の形をしているため、別名「ルネタパーク」とも呼ばれています。
リサール公園は、フィリピンの英雄ホセ・リサールが処刑された場所で、「ホセ・リサール記念像(Rizal Monument)」の下にホセ・リサールが埋葬されています。
58㎡という広大な緑の芝生と噴水が美しい公園で、日差しが強い日に訪れたので、公園の端から端まで歩いたら、汗びっしょりになりました。
整備された綺麗な公園なので、観光スポットとしておすすめですが、日よけなどは必ず持って行ってくださいね。
おわりに
いかがでしたか。
マニラとなると危ないから観光したくないと思う方もいると思います。確かにほかのエリアと比べるとぼったくり率が高いです。
観光地や都心部は料金は高めです。これは日本人だからというよりフィリピン人の友達も「ここら辺は高いから!」と言っていたぐらいです。
ある程度の相場をしっかり調べた上で、高すぎると思ったら、笑顔で断るぐらいの余裕をもって、フィリピンの歴史も感じることができるマニラ観光を楽しんでください。