私はフィリピン留学を扱っている留学エージェントのカウンセラーとして6年間働いていました。
カウンセリングをする中で多くのお母様より、
「子供を留学させたいけど、1人は心配」
「英語力が全くないからまだ無理かなぁ」
「留学手続きやビザなどが全くわからない」
という質問は非常に多かったです。
私自身も2人の子供がいるので、自分の愛しの子供であればあるほど、心配も募り、慎重になってしまうものですよね。
そこで、カウンセリング経験と実際に娘を留学させた経験からフィリピンへ子供ひとりで語学留学させたい方に「ジュニア単身留学」の基礎知識についてご紹介したいと思います。
ぜひ、ジュニア単身留学を検討されている方は参考にしてください!
そもそも単身留学ってどういう意味
基本的にお子様ひとりで留学することを意味しています。
フィリピン入国までは一緒に行くけれど、留学はお子様ひとりという場合も「単身留学」となります。
フィリピンでジュニア留学がオススメな理由
フィリピンで英語を学ぶメリットとしてこちらです!
- 「マンツーマン授業」の提供
- 食事/洗濯/掃除付き
- 施設と寮の一体型
- 朝から晩までみっちり学習
- コストパフォーマンスが高い
- 日本から近く、時差も1時間
やはり、マンツーマン授業で朝から晩までみっちり勉強できるのはフィリピン留学の最大のメリットですね!
それに加えて、フィリピンの国民性が「子供大好き」、「明るい性格」、「褒め上手」、「感情表現が上手」、「コミュニケーション能力が高く、理解しようとしてくれる」なんです。なので、フィリピン留学を通して子供が自信を持てたり、自己肯定感が強くなるようなアプローチがあります。
日本的な教育が苦手なお子様であっても、フィリピンは注目の留学先となっています。
ジュニア留学の対象年齢
フィリピン留学では、ジュニアの一般的な年齢の定義は以下の2つです。
(1)小学生(5歳以上の場合もあります)~15歳未満(15歳も含む場合もあります)
(2)15歳以上(WEG申請が必要ない年齢)~18歳未満(フィリピンで未成年とされている年齢)
15歳未満のお子様が単身で留学をされる場合は、WEG申請が必須となります。基本的には、WEG申請を必要とする年齢を「ジュニア留学」と定義する学校が大半です。
必要な英語レベル
・受講可能レベル:初級~上級(英語が母国語のレベル)
現時点での英語力は全く問われません。もちろん、ABCが分からないレベルのお子様でも問題ございません。
「英語に触れたい」、「留学したい」という気持ちがあれば、初めての留学先としてフィリピン留学オススメです。
また、すでに英語力が上級レベルのお子様でも、ネイティブの先生の授業をマンツーマンで受けれる学校もありますよ。
初級者から上級者まで幅広い英語力に対応しているのがフィリピン留学の特徴です。
留学期間
・1週間~
留学期間については、1週間から入学が可能となります。月曜日を基準に1週間単位となっています。
お子様の成長や学校のお休みに合わせて1週間単位でご留学時期を決めくださいね。
また学校への入寮日・退寮日は学校によって異なります。一般的に、多くの学校では授業開始前日の「日曜日入寮〜土曜日退寮」となっております。
入寮日・退寮日は飛行機の価格を調べる際に必要となりますので、学校が決まったら確認しましょう。
留学費用
フィリピン費用は、どの地域を選ぶか、学校、お部屋タイプによって費用は大きく変動していきます。
例として、ジュニア単身留学の場合の留学費用を出してみました!
1週間のご留学費用 総額目安(セブ、2人部屋、Juniorコース)
入学金 | 15,000円 |
授業料+滞在費 | 87,750円 |
その他、学校への現地支払費用 | 30,000円 |
航空券 | 50,000円 |
海外保険料 | 3,000円 |
ビザ代 | 0円 |
お小遣い | 15,000円 |
合計 | 200,750円 |
4週間のご留学費用 総額目安(セブ、2人部屋、Juniorコース)
入学金 | 15,000円 |
授業料+滞在費 | 195,000円 |
その他、学校への現地支払費用 | 40,000円 |
航空券 | 50,000円 |
海外保険料 | 20,000円 |
ビザ代 | 0円 |
お小遣い | 45,000円 |
合計 | 365,000円 |
また、サポート費用は学校よって幅があります(1週間25ドル~100ドル)。サポート内容も平日夕方から夜に保護者の代わりとして講師が外出や宿題等費用によって提供内容は異なる点は要注意。
滞在方法
・学校敷地内寮に滞在
学校敷地内で授業を受け、そして宿泊することになります。フィリピン留学の特徴の1つですね。
また、未成年者は法律で一人での外出ができません。外出する際は、学校スタッフや成人の方と一緒に外出することが条件となります。
自由に外出できないので、お子さまが平日もリフレッシュできるように敷地内にプールや遊ぶ場所が確保できている学校がオススメですね^^
食事
・週7日3食付き
食事の内容は、
・「ビュッフェ形式」
・「定食のような日替わりメニュ―」
・「韓国系の学校で食事が少し辛め」
学校によってかなり異なります。
学校によってはアレルギーやベジタリアンの対応が可能であったりします。
しっかり集中して勉強をする上で食事は非常に大切なので、学校選びのポイントとしても検討してみてくださいね!
また、食事が合わなかったときのために、ふりかけやお味噌汁などがあると補助食として安心です。
とはいえ、学校によっては食事の持ち込みも制限する学校がありますので、事前に確認しましょう!
洗濯・掃除
・2-3回/週
基本的には、学校が洗濯や掃除を行ってくれます。
学校によって回数は異なりますが、一般的に1週間に2-3回となります。
ちなみに、私の娘が通っていた学校は親子やジュニア留学に力を入れていたので、毎日洗濯してくれました。希望の学校に確認してみましょう。
治安
・治安が安全な場所に学校はあります
・ガードマンが24時間体制での警備
・校舎内だけではなく寮ビル内にもCCTV(監視カメラ)がいたる所に設置
・朝から晩まで勉強ののスケジュールがみっちりですので、平日は基本学校から外出しません
フィリピンの語学学校は、基本的に学校施設と寮の一体型が一般的です。
そしてセキュリティに関しては、学校ごとにかなり厳しくチェックしています。成人されている生徒様であっても、学校への外出時や戻り時間の確認しておりますよ。
なので、そもそもひとりでの外出が認められていないジュニア留学では、危険な目に合うことはほとんどないと考えてよいでしょう。
1日の授業のスケジュール
娘が実際に留学した際のスケジュールです。
時間 | スケジュール |
7:00-7:40 | 朝食 |
8:00-8:50 | マンツーマン授業(スピーキング) |
9:00-9:50 | マンツーマン授業(文法) |
10:00-10:50 | マンツーマン授業(リーディング) |
11:00-11:50 | マンツーマン授業(スピーキング) |
12:00-12:40 | 昼食 |
13:00-13:50 | マンツーマン授業(スピーキング) |
14:00-14:50 | マンツーマン授業(文法) |
15:00-15:50 | マンツーマン授業(リーディング) |
16:00-16:50< | 自習(単語学習) |
17:00-17:50 | 自習(授業の宿題) |
18:00-18:40 | 夕食 |
19:00-21:00 | 授業の復習&予習・宿題、英文日記 |
21:00- | 就寝 |
ジュニアコースも朝から晩までスケジュールがみっちりの学校が多くなっています。
自由な時間がたくさんあるとホームシックになる子供も多く、勉強で大変ぐらいがちょうど良いと思います。
週末の過ごし方
- 学校主催のアクティビティ
- 学校スタッフと一緒にショッピングモール
- 留学している学生と遊ぶ(日本人もしくは他の国籍の留学生)
週末アクティビティを主催している学校は希望次第で参加することができます。
また、学校によってはジュニア留学の生徒には、ガーディアンと呼ばれる留学中に面倒を見てくれるスタッフや先生がいます。
ガーディアンが宿題や買い物など授業以外の時間をサポートしてくれますので安心。
ジュニア留学の学校選びでは、授業以外の過ごし方も大きなポイントだと思います。
例えば、授業以外のアクティビティで何があるかをしっかりと確認し、お子様が勉強以外にどのように過ごすかを予め聞いておきましょう。
その他、ジュニアならではの特別サポート
- お金(お小遣い)管理
- モーニングコール(学校スタッフが起こしに来てくれる)
- 就寝時間の管理
- 体調管理
- 定期的に学校スタッフが学校での生活を写真で送付
- 携帯電話の管理
娘が留学した『LPU PLC』は上記サポートが全て入っていました。
定期的に、娘の様子を写真付き送られてくるのは嬉しいですね!
学校ごとに異なるので、どのようなサポートがあるかを確認してみましょう。
単身ジュニア留学に向けて必要なお子様の準備とは
英語力より単身留学に向けて必要なこと、準備すべきことはこちらです!
・自分の気持ちを伝えることができる(大人と話せるほうがいいですね)
学校のサポートはあるとはいえ、自分の身の回りのことができることが最低条件です。
ジュニア留学を考えているようでしたら、勉強というより生活の面で自立するように普段から促してみてくださいね^^
おわりに
以上、フィリピンでのジュニア留学の基礎情報を紹介しました!
フィリピンでのジュニア留学は親子留学に次いで、とても人気が高まっています。
ジュニア留学の際は、通常のサポート以外にも「その他、ジュニアならではの特別サポート」を確認することが大切です。
お子様の年齢や成長段階に見合ったサポートがあるかを確認してみてくださいね。