そんなフィリピンの大学のメリットは、
・基本的には全て英語の授業(と言いながら授業で現地の言葉が出ることがあります)
・授業料も年間10万円から45万円
・物価が安く生活費が抑えられる
です。
今回は、フィリピンでも特に有名な大学をご紹介したいと思います。
紹介する大学は、世界で最も知名度が高いイギリスの「クアクアレリ・シモンズ」が2020年に発表した
・世界:1000校の大学ランキング
・アジア:550校の大学ランキング
を参考にピックアップしています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
フィリピン大学ディリマン校(University of the Philippines Diliman)
フィリピン大学ディリマン校は、アメリカの植民地政府によって設立され以来、一貫して国のトップの大学と呼ばれ続けています。
フィリピン大学は、オープンキャンパスも含めて、フィリピン全土に8キャンパスがありますが、その中でも世界の大学やアジアの大学にランクインするのは、ディリマン校です。
日本でいう東京大学に位置付けられる大学です。
現在、英語・文学・社会科学・経営については世界やアジアで高い評価を得ていて、国立大学ということから学費も安く、様々な学生が勉強しています。
アテネオ・デ・マニラ大学(Ateneo de Manila University)
イエズス会によって設立されたアテネオ・デ・マニラ大学は、国内で古い大学の1つです。学費が40万円ぐらいとフィリピンの大学では、非常に高く、裕福で教育熱心な家庭で育った学生が多く在籍しています。
日本でいうと慶応大学のようなイメージですね。この後、紹介するデ・ラ・サール大学とはライバル関係にある大学です。
アテネオ大学は、英語・文学・芸術・人文学部の学部が世界でも高く評価されていて、
卒業生には、フィリピンの国民的英雄ホセ・リサール博士(Dr. Jose Rizal)やフィリピンの歴代の大統領もおり、フィリピンの歴史を形作る重要な役割の人材が輩出している名門校です。
地域:ケソン市
創立年:1859年
公式ウェブサイト:アテネオ・デ・マニラ大学
英語力要件:明確な英語力の基準はないが、独自試験やSAT、IBの試験受験必要あり
世界大学ランキング:601-650位
アジア大学ランキング:124位
デ・ラ・サール大学(De La Salle University)
フィリピンでトップの大学の1つであるデ・ラ・サール大学は、フィリピン初のローマカトリック系学校で、元々は男子学校でした。
先ほど紹介したアテネオ・デ・マニラ大学とライバル関係にある大学で、この大学の授業料も高いため、学生は裕福層が多くいます。
大学の立地が、マラテ地区にあり、少し心配になるかもしれませんが、学校内はしっかり警備が行き届いているので、安心して留学できると思います。
フィリピン大学やアテネオ大学と同様にデ・ラ・サール大学も英語と文学の学部が世界でも高く評価されています。
聖トーマス大学(University of Santo Tomas)
聖トーマス大学は、マニラにある私立のローマカトリック系大学で、アジアで最も古く、その規模は42,000人を超える世界最大のカトリック大学の1つでもあります。
設立当初はキリスト教教職者の育成のために設立された大学で、世界最大級の規模であることから、ローマ教皇も何度か訪問している大学です。
聖トーマス大学も、大統領を数名を輩出している学校です。
授業料は安いとは言えませんが、アテネオ・デ・マニラ大学やデ・ラ・サール大学よりは授業料は安いため、現地の人にはこの2校と比べると、通いやすい大学ではあります。
地域:マニラ市
創立年:1611年
公式ウェブサイト:聖トーマス大学
英語力要件:母語が英語でない場合はTOEFLやIELTSのスコア申請しかし、合格基準の記載なし
学世界大学ランキング:801-1000位
アジア大学ランキング:179位
サンカルロス大学(University of San Carlos)
サンカルロス大学は、セブにあり、マニラ以外にあるフィリピンの大学のトップクラスの1つです。
セブは、フィリピン南部のビジネスと観光の中心地で、サンカルロス大学もショッピングモール、ビーチ、観光名所、マウンテンリゾートからわずか数分のところに位置しています。そのことから、外国人学生や教授が確実に集まる流れができており、世界基準の意識が高く、多文化教育機関として高く評価されています。
マプア大学(Mapúa University)
マプア大学は、フィリピンを代表する技術学術機関であり最大のエンジニアリングスクールです。マプア大学は、フィリピンと東南アジアで最初のアメリカにおける民間ベースの技術者教育認定ABET(Accreditation Board for Engineering and Technology)を受けています。近年、業界パートナーシップにも重点を置いていて、現在、数百の地域および国際的な教育機関、組織、企業と提携し、その能力開発、共同研究、学生インターンシップを行っています。
シリマン大学(Silliman University)
シリマン大学(Silliman university)は、1901年にフィリピン・アジア大陸初のアメリカ人運営研究所として設立され、38年に大学として認定されました。フィリピンでは珍しいプロテスタント系の大学フィリピンです。
現在ではフィリピン国内に5校しかないFAAP(Federation of Accrediting Agencies of the Philippines)の最高教育機関認定を受けた名門大学として多くの優秀な学生を集めています。
ドゥマゲッティ市街の約3分の1(610,000m²)を占める広大なキャンパスに、シリマンの幼稚舎、小・中・高等部、大学、大学院の学舎と複数の施設があります。ドゥマゲッティは、シリマンに通う学生の街といっても過言ではありません。
番外編~ソーシャルメディアフォロワーランキング
学力別に優れた大学だけでなく、ソーシャルメディアのフォロワーに基づく世界ランキングでもランクインした大学があります。
「デ・ラ・サール大学(De La Salle University)」です。
200か国で公式に認められた13,600を超える大学の中から、2020年版にランク付けされた231のフィリピン教育機関の中で初めてランクインとなっており、デ・ラ・サール大学関係者は喜びに浸っています。
1)デ・ラ・サール大学(De La Salle University)– 25,548人
2)聖トーマス大学(University of Santo Tomas) – 15,711人
3)ニューエラ大学(New Era University) – 14,407人
※世界トップの大学は、ハーバード大学でInstagramフォロワー1,561,999人
1)デ・ラ・サール大学(De La Salle University)– 221,840人
2)フィリピン大学システム(University of the Philippines System)– 176,401人
3)ファーイースターン大学(Far Eastern University) – 175,774人
※世界トップの大学は、Universidad Nacional Autonooma deMéxicoでTwitterフォロワー3,126,175人
1)デ・ラ・サール大学(De La Salle University) – 641,296人
2)聖トーマス大学(University of Santo Tomas) – 462,544人
3)ファーイースターン大学(Far Eastern University) – 459,465人
※世界トップの大学は、米国のハーバード大学でFacebookいいね5,514,335人
デ・ラ・サール大学は、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響でも学習が続けらえるようにオンライン授業も積極的に行っており、その点でフィリピンの教育をリードするだろうと期待が集まっているようです。
おわりに
いかがでしたか。
今、フィリピンでの語学留学は注目を集めています。フィリピン留学は、欧米はじめ他の国の大学進学のために基礎力アップできる留学先としても人気です。
しかし、かなり欧米の大学の授業料は高いですよね。
フィリピンの大学に留学するメリットは、「学費が安く」「生活費も安い」「授業が英語」です。
海外の大学の留学したい、けどできるだけ安く抑えたい!そんな方に世界やアジアの大学ランキングにライクインしているフィリピンの大学をまとめてみました。
海外の大学に入学する際は、英語力のスコア提示が必要となります。フィリピンの大学ではスコア提示がない学校もありますが、大学の入学試験はすべて英語で、授業も英語です。
フィリピンの大学でも、英語力はかなり重要となってきます。
フィリピンの語学学校で数か月勉強し、その後フィリピンの大学へ入学というのも一つの選択肢として、是非参考にしてみてください。